ShimnBlog

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タイ、バンコクで8年仕事してみた。〜その1 タイの野良犬って本当怖いよね!を語る〜

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バンコクに住んでみた、仕事してみた!

 

こんにちは。タイで8年暮らしてましたShimnです。

 

8年何してたのかというといわゆる”駐在員”の立場で行ってました。

響きがなんか、、、良い感じですね(自己満足)。

 

この8年で学ぶことは非常に多く、たくさんの気づきを色んな人からもらいました。

ええ、そうです。日本人はもちろんタイ人からも色んな事学ばせて頂きました。

この時に出会ったメンバーとは未だに濃い付き合いがあります。

 

まずはそんな”繋がり”を得たバンコクに行くきっかけ、

そして最初の頃に経験したヘビーな出来事を書いてみようと思います。

 

2010年当時、照明の地方メーカーで中途採用として仕事していたのですが、

この会社ではそれまで僕が経験したこと無かった事を色々やらせてもらいました。

 

その中でも、

「うおっ、マジで俺が行くんすかwww」

って感じで2011年に中国、大連に出張で行ったのが、

人生で初めての海外渡航でかつ初海外出張、未体験ゾーンへの突入記念日となったのです。

 

パスポートも当然持ってませんでしたし、国内旅行で2泊3日位のバッグはあったけど、

いきなりブチ込まれた人生初の海外出張は5泊6日だったので、

仕事帰りにちょっと調べていい感じだったAmericantouristの割とデカめのやつ購入。

家帰ってまず調べたのは、、、。

【大連の治安】です。

そう、僕はビビリです。色んな事の予習は欠かせません。

 

この大連出張を皮切りにその次は上海で開催された展示会。

協力会社のあった韓国、釜山へ短い一泊二日出張。(ほぼ観光か。。。)

そしてこれまた協力会社があった台湾。台北の方、新竹って町です。

桃園空港はタイに住んでからも協力会社のエンジニア達にタイまで来てもらって、

製品のテストや改善案の為の打ち合わせでしこたま行きました。

台湾なら「明日行ってきて」と仕事で言われたとしても全然余裕で行きたい。

 

それくらい台湾は、合ってたっていうか良い思い出しかないと言うか、

素敵な国、素敵な人たち、(僕には)美味しい食事満載の素敵シティでした。

話が逸れてしまいましたが、こんな感じで幾つかの国への出張を経験し、

そのうちタイ、バンコクにも出張で2、3回行く機会がありました。

 

3回目位の渡航で当時の会社の社長とその他の会社の社長さん、僕含め4名くらいで、

5日位の行程で出張に行った際にミーティングでお会いしたタイ人の方々。

彼らが後々パートナーシップを組んで販社として活動してくれたんですがそれは別の機会に。

 

僕は初めてお会いしたタイ人メンバーなのですが、

一緒にいる社長はなんだか仲良さげです。スマイル全開。

あれ?何かこっち見てみんな笑ってるし、なんだその眩しい笑みとGoodサイン。

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そして帰国後、会議室に呼ばれた僕は社長から、

「タイに会社作るから、バンコクにYOU駐在しちゃいなよ?」

的な命を受けましたが、それまでの経験で海外の仕事面白いと思い始めていた僕は快諾。

2013年の1月に渡航して、そこから2社、計8年をバンコクで過ごす事になったのでした。

 

この時までに3度の出張でなんとなーく、バンコクでの暮し、

そしてかつて耳にしたけど実際、どんな事してるのあなた達?って思ってた、

海外駐在員の立場にまさか自分がなるとは!

 

あの出張の時にお会いしたタイ人の皆さんは、

「御社の製品をタイで売らない?俺ら販社作って待ってるから!」

「でも出張だけで上手く行くほどこの国のビジネスは甘くないよ!!」

「でも、僕は社長の立場で住む訳には…。あ、あそこの彼が*&#%@$」

こんな感じだったんでしょうねぇ、、、。

 

この時の僕の脳内は”華麗なるギャッツビー”みたいな生活をイメージしてた訳ですが、

最初に住んだのは、「コンドミニアム」=「日本のマンション」ではなく、

バンコクバンコクでも、街中から離れたバンナー(Bang Na)という町の、

 

maps.apple.com

 

コンテナヤード(コンテナがたくさん置いてある場所っす)のすぐそばの、

通称”オフィスパーク”と呼ばれる3階建ての事務所が建ち並ぶ、

昼は仕事してる人たちが割と歩いてる、名前の通り「オフィスパーク」だったのです。

1階が倉庫、2階が事務所、3階が僕の部屋でした。

全く気が落ち着きませんでしたね。今思い出しても草生えます。

 

昼はまだ良かったんですけど、問題は夜。

人っこひとり、言葉通りです、人っこ一人通りませんでした、記憶してる限りでは。

 

この場所を紹介してくれたのは、タイに会社を構えるタイ在住歴長い日本人社長(らしい)

のですが、住む前に僕がその人(Aさんとしますね。)から聞いた説明は、

Aさん「日本人も多くいるエリアのど真ん中にあるオフィスビルです。」

 

僕「、、、。」

 

僕「、、、、、。」

 

僕「どこがじゃゴルルルルぁぁぁァァァぁぁぁっ(`皿´)ムッキー!!!!!!!」

 

最初の1週間は水のシャワーだし、Aさんが払ってくれてる筈の電気代払われてないし、

外出して事務所戻ってきたら電気止められてたし、電気止められたせいで、

冷凍庫に入れてたタイのスーパーの冷凍食品全部溶けてるし、、、。もう半泣きです。

しかし、結構タフガイな僕は半泣きになりつつも時間を確認。

時刻は闇が迫り始める18時前。

 

この時一番気になったのは、ご飯よりもご飯よりも、、、。

”暑さ”です。

その時は2月頃だったのですが、タイの2月って現地のタイ人は「チッ、寒いぜ!」

っていう人も多いのですが、日本人の僕からすればクッソ暑いだけです。

この時もアポ先から帰って来たばかり、既に滲んでます。エアリズムに感謝です。

夜中寝る時にクーラー点かないと寝れない、それだけはイヤだ!嫌だぁぁぁ!!

 

当時の僕はまだバンコクに本当知り合いがおらず、電話かけられるのもAさんのみ。

「あいつに電話したくねえ・・・。」

中国、大連の観光地に行った時に、子供の売り子から泣き落としに近い方法で、

無理やり変なおもちゃを買わされた時ぐらいの怒りがフツフツです。

 

だけども背に腹は変えられない!寝る時暑い→汗かく=布団汚れる→→嫌だ!!

綺麗好きなんです僕は。

 

即電話です。何回も鳴らします。しこたま鳴らします。

しかし、出ません。出やがりません。

 

「あっ!そういえば・・・。」

彼のアシスタント兼、一緒に仕事をしていた女性スタッフが彼の奥様(仮:B子さん)で、

タイ語も英語も堪能だったのを思い出し、あの人なら何とかしてくれるはず、

そう思い電話、、、。

→繋がった!

→→やったぜ!!

 

僕「電気止められてて、何もできない、どうにかなりません?」

B子さん『それは大変ですね!でもそこから近くに電力公社があるから大丈夫です!』

僕「あ、じゃあお手数かけて申し訳な…」

B子さん『タクシー捕まえられますか!?私が運転手に場所説明します!』

 

そこからはB子さん(電話)+何とか捕まえたタクシーの運転手+僕。

この3人でコントみたいにあーだこーだ言いながら電力公社に到着。

 

そこから電気代支払う事務所までが自転車で行かされる位遠いし、敷地内でビビったのが、

野良犬が容赦無く襲ってくるんですよ、これがこの日一番命の危険を感じました。。。

 

タイの野良犬、日本とはレベルが違います。本当恐ろしかったです。

日本の野良犬はドラえもんに出てくるタイプのただ無邪気の犬って感じ。

 

タイの野良犬は別もんです。

初代バイオハザードの最初のステージで窓ぶち割って入ってくるアレです。

あの犬の形相をイメージしてもらったら80%位追体験が可能です。

腐ってないだけですね、違いは。

 

結局支払って帰ったら電気点いてなくて家から一番近いホテルに泊まったんですけどね。

今となっては大草原な話ですが当時は本当、おつむが大噴火でした。

 

その2ではタイのビジネスに関するそれっぽい事や、

パタヤビーチへの観光旅行とか旅行記的な事を書いてみようと思います。